大人気漫画『ゴールデンカムイ』の第190話についてネタバレ紹介!
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『ゴールデンカムイ』第190話のネタバレ
氷上で血みどろの格闘戦を続ける鯉登少尉とキロランケの二人。
お互いに短刀で差し合うも、体勢は馬乗りのように上に位置したキロランケの方が優位であり、鯉登少尉の右腕を貫通させた短刀でそのまま体まで突き刺そうと力を込めた。
胸部をさされた鯉登少尉は呻き声を上げ絶体絶命の窮地に立たされるが、そこに2発の銃声が響き、キロランケに命中する。
これは二人の後を追ってきた月島軍曹と谷垣が放った小銃の発砲音で、2発ともキロランケを捉えたことで鯉登少尉をギリギリのところで救うことに成功した。
尚も月島軍曹と谷垣は倒れたキロランケに近づこうとするが、手放していた自身の軍刀を拾いあげた鯉登少尉は、自ら止めを刺すと宣言し起き上がる。
しかしここで倒れていたキロランケが懐から手投げ弾を取り出し、ピンを引き抜いて着火、月島軍曹や鯉登少尉のいる方にそれを放り投げた。
一瞬のことにキロランケに小銃を向けていた筈の谷垣も虚を突かれた格好となるが、ここで軍刀を手にしていた鯉登少尉が、下方向から軍刀を振り上げるように一閃させ、空中の手投げ弾を両断してこの攻撃を躱した。
月島軍曹は谷垣にキロランケを撃てと叫ぶが、ここにアシリパが駆けつけてキロランケには未だ聞く事があると谷垣の発砲を止める。
月島軍曹はキロランケの凶暴さを理由に自身が発砲しようと小銃を構えるが、なんとかアシリパとキロランケは小声でやり取りを行い、キロランケは最期までアシリパを連れて逃げようとした。
しかしキロランケは夥しい出血をきたしており、アシリパは既に助からないであろうと見て取る。
これを離れた位置から双眼鏡でソフィアも見ており、同様にキロランケはもう駄目だと判断したのか、流氷を割って自身の頭を海水に浸し諦めようとしているかの態度を見せていた。
杉元や白石もようやくキロランケらの元に辿りつき、もうキロランケは助からないと一め見て理解する。
アシリパは入墨人皮の暗号について、さっき全て思い出したとキロランケに告げ、これを聞いたキロランケは安心したかのような表情を浮かべた。
そして今回のアシリパを連れたここまでの樺太の旅の行程を思い出し、消してそれが無駄ではなかったと自らに言い聞かせる。
ただしここまでに無駄な殴り合いや樺太アイヌらとの取るに足らない行動をしたことも頭を掠め、それらを走馬灯のように思い出していた。
自らの死期を悟ったキロランケはアシリパに後を頼むと呟き、「俺たちのためにソフィアと」と言いかけて若かりし日の自分やウィルク、ソフィアの姿を振り返る。
アシリパは一番聞きたかった自身の父・ウィルクを殺したのはキロランケなのかと問いうが、既に事切れたキロランケはこれに答えることは無かった。
猛吹雪が止み、空の隙間から明るい日差しがさしてくる中で、最期の問いの答えを聞けなかったアシリパのキロランケの名を呼び続ける声だけがあたりにいつまでもこだまする。
他の皆はそんなアシリパに声をかける事も出来ずただ見守るしかなかった。
『ゴールデンカムイ』第190話の感想
これまでの作中でウィルクを昔から知る人物として、物語の進行に大きな役割をはたしてきたキロランケが遂に最期を迎えました。
アシリパも本人から答えを聞くことは出来なかったとは言え、ほぼキロランケが父・ウィルクの死に深く関与していることは察したのだと思われます。
それでもアシリパはキロランケを父・ウィルクの敵として憎むのではなく、その死に際してこの樺太の旅で自身が重要なキーワードを思い出したことに感謝しているようにも見えました。
そもそもウィルク自身も血みどろの金塊争奪戦の鍵を、娘であるアシリパに否応なく託しており、アシリパとしてはキロランケだけを憎むという思考には至らなかったのではないかと感じられました。