大人気漫画『鬼滅の刃』の第186話についてネタバレ紹介!
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『鬼滅の刃』第186話のネタバレ
重体で夢現の中にある炭治郎は、薪を割る斧を片手に民家の前に立っていた。
自分の暮らしていた家に似ているが、少し違う。
炭治郎は今見ているその光景を走馬灯かとも思ったが、足元にいる小さな子供が自分のことを父と呼んでいることに戸惑う。
すると木陰から現れたのは、始まりの呼吸の剣士である縁壱。
縁壱は神妙な面持ちのまま、無言で炭治郎に会釈をする。
現実の世界では、隊士の村田が必死に炭治郎を蘇らせようと心臓マッサージをしていた。
炭治郎の胸に耳を当てるが、心臓は動いておらず息も止まっているように思える。
何よりも自身の心臓と呼吸がうるさくて村田にはよくわからなくなっていた。
そこにまた別の隊士が現れて村田を呼ぶ。
崩れた建物の下敷きになっている愈史郎を救うため、村田に助けを求めに来たのだ。
炭治郎の治療中だった村田は迷うが、愈史郎を助ければ炭治郎も手当てしてくれるはずだとの隊士の言葉に連れて行かれる。
不思議な世界の中で炭治郎は縁壱と共に縁側に腰かけ、縁壱の話を聞いていた。
縁壱は誰かに話を聞いてほしくて随分と考えた末に、彼とすやこの顔が浮かんだのだと語る。
炭治郎はもしかすると縁壱から十三番目の型について聞き出せるかもしれないと心の中で期待するが、炭治郎の身体は炭治郎の意志とは関係なく勝手に縁壱との会話を始めるのだった。
自分の意志がまったく働かないことに炭治郎は戸惑うが、これが遺伝した先祖の記憶であるために、干渉できないのだということを理解する。
縁壱は幸せそうな人間を見ると気持ちが良くなるので、彼らが幸せそうだと嬉しいのだという。
そしてこの世のありとあらゆるものは美しく、この世界に生まれただけで自分は幸福なのだと。
縁壱の母は信心深く、諍い事がこの世から無くなるようにいつも祈っていた。
縁壱の太陽の耳飾りは、耳が聞こえない縁壱のために母が温かい照らしを求め、太陽の神様に祈り作ったものだった。
自分が口を利かなかったために母に余計な心配をかけてしまっていたと縁壱は振り返る。
そして兄は優しかったと。
いつも自分を気にかけ、自分を構うことを父に見咎められ殴られた翌日にも、助けが欲しい時にはすぐ自分を呼ぶようにと笛を作って持ってきてくれたのだという。
縁壱は母が病死した後、家を出て、出家先にも行かず、美しい空の下を想うがままに走り続けた。
一昼夜走り続けても不思議と脚は疲れず、田んぼに一人で立つ同じ年頃の女の子に出会う。
立ったまま全く動かないその子に何をしているのか尋ねると、家族はみな流行り病で死んでしまったのだという。
女の子は一人では寂しいのでおたまじゃくしを連れて帰ろうとしていたが、しばらくして引き離されるおたまじゃくしを可哀想に思い、再び田んぼへと帰す。
それを見ていた縁壱は、じゃあ自分が一緒に帰ろうと言い、その女の子、うたと一緒に暮らすようになった。
やがて二人は結ばれ、妊娠したうたのために縁壱が産婆を呼びに出かけるが、他の用事に時間を取られてしまって遅れて家へ戻ると、うたは、お腹の子供共々も殺されていた。
鬼を追う剣士が現れるまで、縁壱は十日間ほどそのまま、二人の遺体を抱えていた。
縁壱が求めていたのは、愛する家族と静かに暮らすことだけだった。
それさえも許さない鬼のために、縁壱は鬼狩りになり、鬼狩りたちも知らなかった呼吸を教え、そこから数々の呼吸が派生していった。
そのことにより鬼狩りの鬼に対する戦闘力は飛躍的に向上していった。
そしてついにある日、縁壱は鬼の始祖に出遭う。
縁壱はその瞬間に、自分がこの男を倒すために生まれてきたのだと理解する。
『鬼滅の刃』第186話の感想
これまでも多くの人間の口から語られてきた”始まりの呼吸の剣士”縁壱ですが、ここであらためて縁壱本人によって心の内が語られ始めましたね。
今まで語られてきたエピソードと重なる部分も多くあり、縁壱サイドからのリプレイといった趣もあります。
鬼側、特に兄である黒死牟からはその才能と疑わしいほどの清廉さにより異様なほど嫌われていた縁壱ですが(笑)、本人サイドから見てもやはり美しすぎる心の持ち主で、兄の黒死牟すら縁壱にとっては素晴らしい兄でした。
そして一昼夜走っても体が全く疲れないなど縁壱の特殊性も随所に語られており、非常に魅力を感じる存在ですね。
他にも鬼狩りが縁壱と出会うまでは呼吸を知らずに戦っていたことや、呼吸以前から炎や風などの剣術の型は存在していたことなど、マニアには地味にうれしい情報が詰まった回でもありました。