大人気漫画『鬼滅の刃』の第196話についてネタバレ紹介!
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『鬼滅の刃』第196話のネタバレ
夜明け前の田んぼ道を、禰豆子は一人で走り続けていた。
屋敷を飛び出した当初の人間離れした勢いはなくなり、息を切らして、歩くほどの速度になっている。
禰豆子の鬼から人のそれへと戻った片方の目からは涙が流れ続けている。
やがて鬼の鋭く長い牙も徐々に縮んでいくにつれ、禰豆子の脳裏にはそれまでの記憶が蘇っていく。
兄弟たち、母、そして突然家に入ってきた鬼の男。
逃げろという弟の叫び声、飛び散る妹の血。
蘇る惨劇の記憶に、禰豆子の頭には痛みが走る。
惨劇の後、雪が舞う月夜の下に一人佇む涼しげな顔をした男の、人を殺した後とも思えぬ冷めた物言いに、禰豆子の怒りが込み上げる。
そこからは、禰豆子が鬼になった後の記憶。
帰ってきた炭治郎、義勇、鱗滝、珠世、愈史郎。
善逸、伊之助、産屋敷、不死川、柱たち、蝶屋敷、胡蝶、煉獄、宇随たち、刀匠たち、玄弥、時透……。
そして長かった鬼の爪も人のものへと戻っていく中、暗闇の中から手を差し伸べる優しい炭治郎の顔が浮かび、激しくなっていく心音と共に禰豆子は頭を抱え、苦しむ。
鬼になった後の炭治郎にかけられた言葉と共に月夜の下、禰豆子の記憶は完全に蘇り、自分が竈門禰豆子であると自覚した時、禰豆子の両目は完全に人間のものに戻っていた。
自分は鬼に家族を殺された。
同じ月明かりの下、硬いもの同士がぶつかり合う激しい音が鳴り響く。無惨とのすさまじい戦闘は続いていた。
伊黒と炭治郎が奮闘する中、無惨は止めを刺しきることができなかった柱たちの命の気配を感じ、間もなく戻ってくることを予感する。
致命傷は負わせたはずなのに、まだ生きている。愈史郎が手当てをして、完全に命尽きるまで戦わせるつもりだと。
柱たちに止めを刺しきれなかった理由は、すんでのところで目の前に現れた炭治郎。
だがそれだけではない。
鬼狩りという組織そのものが、数珠のようにつながれて一つの生き物のように自分を絡め取ろうとしているのだと無惨は感じていた。
鎹鴉の夜明けまで三十五分という声に、無惨は戦いをやめ、これ以上危険は冒すことなく、逃げるという選択をとると心に決める。
炭治郎が無惨の変化を感じ、嫌な予感が頭によぎった時、無惨の左腕が急激に膨らむ。
炭治郎は無惨が分裂し、細かく飛び散って逃げようとしていることを察し、伊黒に注意を促す。
もし分裂されれば、自分と伊黒の二人だけでは止めきれない。ならばその前に二人で十二か所を一気に斬り込むか。
しかし焦り考えを巡らせる炭治郎の前で、一度膨らんだ無惨の腕はまたしぼんでいき、元に戻ってしまう。
無惨はそれを珠世の仕掛けた三つ目の薬と察し、薬が三つあったことに憤るが、細胞の珠世はそれを否定する。
と同時に血を吐く無惨。
無惨の中に細胞として溶け込んでいる珠世は囁く。
薬は四つ。
三つの薬によって弱ったところで、最後に細胞を破壊する薬が効きはじめるのだと。
無惨の大嫌いな死がすぐ近くまで迫っていると、珠世は無惨の耳元で囁く。
『鬼滅の刃』第196話の感想
禰豆子がついに人間に戻り、記憶を取り戻しました。
鬼になった後の記憶も残っているようですが、同時に家族を惨殺された記憶も蘇ったわけで、鬼の体力も無くなったまま道半ば、心配です。
そして何と言っても恐ろしいのは珠世。
無惨は縁壱を化物と称していましたが、珠世も相当のものです。
地上に出るまでは何だかんだで時間稼ぎくらいにしか役に立っていないような感じもありましたが、ここへきて禰豆子を完全に人間へと戻し、そして無惨を二重、三重の罠へと嵌めていきます。
九千年老化させたのもすごいですが、分裂を防いだのも大きい。
逃げられてしまえばこれまでの苦労が完全にリセットですからね。
製薬の技術だけでなく、もしかすると戦略家としてもかなりのものなのではないでしょうか。
自らが死んだ後のほうが無惨を苦しめている感じもあります。